2010年10月10日日曜日

Archi-TV2010と言う切断面

Archi-TV2010から1週間がたった。Archi-TV2010を支えてくださった全ての人への感謝の念と共に、僕もひとつの個人的な切断面を提示しておきたいと思う。

10/213時に始まり、終了してからの1週間でさまざまな意見や議論がArchi-TV2010に対して投げかけられている。この中で、1つ自分として答えておきたいものは田中元子さんによるゲストレビューだ。

「正直な、あまりに正直な」 田中元子さんゲストレビュー

RealTimeReview!!! ゲストレビューをご参照ください

24時間のUSTREAM配信を行うと提案したとき、自分は2時間番組が10本ぐらい直ぐに集まってしまうだろうと考えていた。そして、自分はその1つとして全国の建築学生団体が議論をする「全国学生団体会議」をやろうと思った。しかし、自分の予想に反して、企画として上がってきた番組はそんなに多くなかった。

もちろん、それにはArchi-TV側の告知のまずさ等々は大いにあったので反省はしている。しかし、この企画が出てこない状況こそが田中さんの指摘されている、『善し悪しはともかく、これが2010年現在の「ケンチク学生」』なのかもしれない。それぞれの学生に主張したい「建築」はあると思う。しかしながら、それを主張する場としてコンペや設計課題といった既存の方法しか思いつかないのかもしれない。展示という方法をとる者すら最近は少ないように思う。卒業設計展などの誰かが用意した場に、模型を持っていくことで本当に自分の思う「建築」は伝わるのだろうか。

もちろん、主張をしてみたところで、誰にそれを届けようとしているのか、誰にそれが届くのかが見えてこないと言う現代の状況はあると思う。しかしながら、主張をしてみないことには、誰にも届かず、社会に接続することは出来ないのである。

Archi-TV2010もたどたどしいながらも発信したことで、確実にレスポンスを受けることが出来たし、それに対して今後もさらに応答していくことになるだろう。

Archi-TV2010は開局することで、2010年現在の「ケンチク学生」を本当に生々しく反映したのではないだろうか。そこには、大きな焦りと、苛立たしさと、確実な手ごたえがあったと個人的には感じている。

そして、僕、あるいは僕たちは次へと向かう。いつまでも黙っている人たちとは違うところへ進んでいく。トライアンドエラーを繰り返しながら。

2010年8月18日水曜日

【告知】Archi-TV2010事前企画 ワークショップ参加者募集!!


久々の更新ですが、告知です。
自分が副代表をやらせてもらっている、Archi-TV2010というイベントのお知らせ。
サマープログラムの参加者を募集しています。
銀座に野点空間を実施・展示できるというすごいワークショップなので、ふるってご応募を!
先着順で締め切ります!


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Archi-TV2010事前企画
「銀茶会×学生×建築家」サマープログラム

Archi- TV2010では銀茶会とのコラボレーションにより、学生と建築家によるワークショップ形式で野点を制作します。2つの野点に対し、2人の建築家を招き、 「学生+建築家」で野点をつくるというものです。9月から1ヶ月間、Archi-TV2010事前企画としてサマースクールを開校、学生たちは「男性」グ ループと「女性」グループの2グループに分かれて、建築家とともにリサーチから施工、実際に使われるところまでを経験します。

そんなArchi-TV2010サマープログラムの参加者を募集中です!!!

■サマープログラム日程
9月----------------------------------------------------------------------------------
サマースクール
 9/2   初回ワークショップ
 9/18.19 2日連続ワークショップ
 9/22   合同中間報告会 
 9/23-  材料調達・最終調整
※予定以外の日には、作業日としてみなさん自身でご活動下さい。
 
10月---------------------------------------------------------------------------------
Archi-TV
  10/2   Archi-TV会場にて施工
  10/3   討論会
※このほかに、銀茶会での展示準備等もあります。


■建築家
寶神 尚史(日吉坂事務所)
原田 麻魚(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)



■ワークショップ課題文
<男性による野点・女性による野点>
「男」と「女」。誰もが属している「性」というものについて考えたいと思います。体や考え方の違いは「性」によるものだという認識がありますが「草食系男 子」「肉食系女子」という言葉が日常的に使われている今日において、「性」による差異性とは明瞭に定義することが難しく、曖昧になりつつあります。で は、<建築>というフィルターを通したときに見えてくる「性」とはどのようなものでしょうか。女子建築学生、女性建築家が活躍を見せる今、建築界における 性別は身体を超え、思考プロセスや空間性といった建築そのものに大きく影響しているように思います。
このワークショップでは、2つの野点空間を男性グループと女性グループに分かれて制作します。男女の身体的な違いや思考の違いなどから、男性が作る建築と 女性が作る建築とではどのような違いがあるのか。実際にできた空間はもちろん、デザインプロセスなどからもそれぞれの差異や共通点を見出していきます。

<銀座と野点>
和の世界では、古くより野外で自然の風物に接しながらお茶の時間を楽しむ「野点(のだて)」と呼ばれる催しがありました。西洋でいうところのピクニック、 現代風に言えば移動式カフェ。「四季の移ろいや風を感じながら茶を点てる」現代に求められているそんな豊かで緩やかな時間を、銀座によみがえらせてみま しょう。<現代都市 銀座>ならではの空気のカタチをデザインしてください。
今までにない新しい野点空間の提案を期待しています。

■参加希望
参加を希望される方は、下記のアドレスに氏名(フリガナ)・年齢・性別・住所・所属・連絡先を明記の上ご連絡ください。(その際、件名は「参加希望」でお願いします。)

architv10gincha@gmail.com

参加締め切りは8/27!!
先着順にて締め切らせて頂きます。お早めに!!!!!

2010年5月6日木曜日

【告知】アーティストトーク【対談します】




先日も告知をさせていただいた姉の個展でアーティストトークが開催されます。
なんと、対談というか、進行役を自分が引き受けることになりました!
もし、お時間ある方はぜひ当日来て頂ければと思います。
以下詳細を転載します。

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石塚沙矢香アーティストトーク
 
日時:5月16日(日)15:00〜16:00 

場所:個展開催中の元麻布ギャラリーカフェ茅ヶ崎
   神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1−2−53 東横イン茅ヶ崎1F
   ※JR東海道線、相模線、茅ヶ崎駅北口より徒歩5分。
   国道 1号線沿い東横イン茅ヶ崎北口のビルの一階です。
   地図はこちら

入場料:500円(1ドリンク付きです。)

内容: スライドをみせながら過去の作品の紹介。
作品の制作プロセス、コンセプト、素材、手法などについて
言及し、作品の魅力に迫る。

トークの後半は、建築を学んでいて
私の作品の制作の手伝いをよくしてくれている
弟の石塚直登との対談形式で進めて行きたいと思います。
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姉のBlogはこちらです

石塚沙矢香 Blog内略歴より抜粋
2009  大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」 池沢集落空き家・十日町市 新潟
2008 「大阪アートカレイドスコープ2008・大阪時間。」大阪府立現代美術センター主催・北野家住宅・淀屋橋
2007 「大阪アートカレイドスコープ2007・大大阪に会いたい。」公募入選・大阪府立現代美術センター主催・芝川ビル・淀屋橋
「代官山インスタレーション2007」公募入選、審査員特別賞受賞・旧朝倉邸茶室周辺・代官山

2010年4月25日日曜日

姉が個展を開催します


告知です。29日から姉の沙矢香が茅ヶ崎のギャラリーで個展を開催します。
是非お越しください!
以下詳細です。

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石塚沙矢香 個展 - カケラたち -

日時:2010年4月29日(祝)〜5月30日(日)
   (水曜、木曜定休日、祝日は OPENしています。)
   12:00〜19:00

場所:元麻布ギャラリーカフェ茅ヶ崎
   〒253−0041 
   神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1−2−53 東横イン茅ヶ崎1F
   ※JR東海道線、相模線、茅ヶ崎駅北口より徒歩5分。
   国道1号線沿い東横イン茅ヶ崎北口のビルの一階です。

その他:ささやかなオープニングパーティー 
    4月29日(祝)17:00〜19:00 
    
    アーティストトーク 
    5月16日(日)15:00〜16:00 1ドリンク ¥500

お問い合わせ:chigasaki-motoazabug@swan.ocn.ne.jp
       Tel ,Fax 0467-88-1596
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あと、姉のBlogはこちら

2010年4月14日水曜日

REVIEW更新しました


AAR内のBlogとY-PACreviewにカオスラウンジ2010の感想をアップしました。

eureka for AAR
Y-PACreview

2010年3月31日水曜日

この次へ、その次へ

大学4年間の生活が今日で終わる。
一応報告させていただくと、来年度は再度の大学院入試を目指して院浪生活となります。

前回の更新以降の大きな出来事。

1月はとにかく卒計。
1月末で卒業設計が終了。本当に手伝いをしてくれた後輩のみんな、指導して下さった先生方、一緒に苦楽を共にした4年生に感謝です。
2月は6日にY-PACでLRAJに参加。映像LIVE編集(音楽もLIVE編集)のY-PAC.TV VOL.2を作成。
この反響はすごくて、今後のY-PACの活動の転換点になると思う。
中旬は卒本など怒涛の締め切り。
19日不動産・実務クラスタ交流会。USTを担当。
23・24・25で名古屋クロッシングパーティー。

3月はせんだい準備ではじまって。
7日にデザインリーグ。ゲリラUST手伝ったり、せんだいOFF会。
帰って来てから赤祭の冊子入稿作業の大詰め。
15日横国の卒展搬入。
17日坂本一成先生のレクチャ。
21日円錐会審査。
23日卒展搬出・赤祭搬入。赤祭日刊フリーペーパー編集開始。
24~29日赤レンガ倉庫に通いつつ、日刊フリペ発行。
25日卒業式。無事卒業できました!
謝恩会と2次会でお世話になった先生方とゆっくりお話できてよかった!
特に日野さんと西田さんとのお話は、今後じっくり考えて行きたい。
28日赤祭講評会。卒計展の主催者側として色々考えられた。
29日赤祭搬出。会場撤収。一息つく。
30日大学から模型回収。
合間に何度かなないろちゃんねる@3331

そんな感じの3ヶ月間。
濃かった。まだまだ色々あった気もする。
とくに2月のLRAJ以降はすごい濃かった。スピードも速かった。
twitter上での知り合いとLRAJをはじめとして、色々な場所で遭遇して、会話できた。
この繋がりは何かになると思うし、何かにつなげたい。
色々ありすぎた。
正直整理がつかないけども。

次々とやってくる出来事のさらに次を。
その次を待つのではなく、自ら掴みに行く。

個別の出来事については、ちょっとづつ整理していきたいですが、振り返らずに次を目指す精神もまた一方で大事にしていきたいです。