2011年4月28日木曜日

建築は未来を作れるのか



少し前に宮城県に行ってきました。
4/9,10と仙台の名取~石巻までを見て回り、石巻では少しだけボランティアをしてきました。
Y-PACのメンバー4人と行ってきたので、全体報告はY-PACweblogの方に堀田君が上げてくれています。(写真は石巻の高台からの写真をパノラマ加工)

とにかく、ショックだった。
TVやメディアを通していろいろ分かっていたと思っていたけど、臭いや温度や湿度のあるその状況はぜんぜん分かっていなかった。
特に、宮城野や若林は捜索が続いていたのを目の当たりにし、来た事を後悔さえした。

建築には何もできないんじゃないかとも思った。無力感。

でも、2日目に石巻に行き、運よくボランティアを本当に短い時間だけど、行うことができた。
本当に、わずかな時間と作業量だったけども、何かはできたかな、と思うことができた。
たぶん、ボランティアをしないで帰ってきていたら、精神的にかなり参っていたと思う。。

その後、今日までもいろいろな人と建築の話し、それ以外の話をした。
仙台では藤村さんに偶然会えたので、話をさせて頂いたし、4/15にはeq_mtgで報告会をさせてもらい、主に学生と話し合うことができた。
スタジオも始まり、Y-GSAのみんなや、先生方、特に小嶋さんや大西さんとは初めて話をした。
そして、昨日は山本さんの最終講義があった。

建築に今何ができるかは、やっぱりよく分からない。
Y-GSAの中では、何人かが現地に何かを作る計画をしているみたいで、それはすごくいいと思う。
自分に今、具体的に、今回の震災・津波に対して、何ができるのかは分からないということ。

でも、いろいろな人と、話をして、やっぱり建築は何かをできると今思えている。
建築を作ることは、未来を作ることである。とは、Y-GSAのマニュフェストだけど、本当にそうだと思う。
今できること、それは建築に真摯に取り組んで一歩でも未来に踏み出すことだろうなと。

震災から49日。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。


5/3~5もボランティアに行ってこようと思っています。

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