週末の国際会議の手伝いは、思いのほか面白かった。
手伝い自体より、内容が。
国際建築教育会議は世界中の大学から建築教育のドンたちが集まって話し合う。
グローバル化と情報化が建築教育に何をもたらしたか。
世界のどこの学生も似てきてしまっている、という指摘は正直ショックだった。
グローバル化によって得られるべきものは、基準や規制の統一ではなく差異の発見だと思う。
このような国際会議が行われること自体に意味がある。
コミュニケーションの拡大と差異そして共通点の認識。
会議の後、スタッフの打ち上げで東大の学部生(4年生)と話したりした。
同じ国内でも、大学が違えばかなり考え方に違いがある。
もちろん国大がY-GSAで日本では特異なスタジオ制を取り入れているからということもあるけど。
ほとんど異文化コミュニケーションに近かった。
差異を発見すること。そしてその差異はどのような豊かさを生み出しうるか。
「あいつらは、全然違うから、話になんねー」という態度ではいかんのだろうなー。
なんとも異文化コミュニケーションは体力のいることです。
でも、建築の教育者も日々悩んでいるというのは、学生としてうれしい限りで、
その悩みに報いる学ぶ姿勢を示していかなければならないと思った。
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